その日はベトナム人の友達が取り仕切っていて,料理も彼が全て作ってくれました.
ベトナムでは,お正月には最初にデザートを食べるそうです.
食べるデザートは,見た目から味から大学芋にそっくりな代物.
ただ違うのは,ジャガイモを使っているところ.
あまりにも味が同じだったので,サツマイモの甘さではなく,完全に砂糖の甘さで大学芋は成り立っていることに気付かされました.
食べながら,「日本ではサツマイモ(sweet potato)を使って似たの作るよ」って言ったら,ブラジル人の女の子が,「じゃあこれはsweeted potatoだな」とかなんとかうまいこと言ってました.
大学芋モドキを食べた後は,これまた甘いお茶を飲みます.
しっかりとくつろぎながら,ゆっくりと飲むのがミソだとか.
その後に,やっとご飯の始まりです.
いや~長かった.
料理を食堂に運ぶ際に,こっそりとつまみ食いしたほどお腹が減っていたので,正直いつになったら食べられるんだろう,目の前に料理があるのにお茶なんてのんびりと飲んでる場合じゃないわ,と思っていました.
料理は冷麺みたいなの.
豚肉をコリアンダーとかと炒めたのや,牛肉をトマトとタマネギと炒めたの,なんだかよく分からない生野菜類,などが具としてあり,それらを麺の上にトッピングして,緑色した唐辛子の輪切りが入った,いかにも辛そうなスープをかけて一丁あがり.
写真が悪くて申し訳ない...
予想通りかなり辛いですが,美味しい.
日本にいた頃は,辛いものは苦手だったのに,Bermudaに来てからだいぶ食べられるようになりました.
なにやらわけの分からない野菜は,バナナの花でした.
キッチンにバナナの花が置いてあるのは知っていたのですが,まさかそれが冷麺の具材になるとは夢にも思いませんでした.
味は,多少アクがあってクセがあるものの,いい感じ.
切るとすぐに変色してしまうため,切ったらすぐに水にさらすそうです.
スリランカ人も,バナナの花美味しいよね~,とか言っていたので,あのあたりでは一般的な食べ物なのでしょう.
バナナの花もそうだけれど,コリアンダーとかのにおいの強い香草類は,かなり苦手で以前は全然食べられなかったのに,今では普通におかわり出来てしまうことに驚きます.
辛いものと一緒で,なんでも慣れだなぁといった感じ.
そういえば,来た頃はお米のまずさに閉口したり,水の違いにとまどったりしていたのに,今ではそれが普通で,なんとも思わなくなっています.
日本に帰った時には,逆に日本のものに違和感を感じることがあるのでしょうか?
冷麺を食べてお腹いっぱいになっていると,船のクルーから豚があるからきなよとお誘い.
クルーはほとんど全員フィリピン人なのですが,彼らの中には中国系もいるため,ここでもまたお正月のパーティー.
テレビでよく見る,子豚の丸焼きです!
豚なんていうから,普段よくやってる豚バラ肉のBBQとかだと思ったのに.
これまたかなり美味しい.
特に皮がパリパリで,なんとも言えない美味しさ.
POGOのプログラムは10ヶ国から人が来ているので,色んな国の文化に触れることができて面白いです.BIOSは,リアルなリトルワールドといった感じでしょうか.
逆にBermudaの文化はいまいちよく分かっていませんが...
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