2009/08/23

ハリケーン

週末はハリケーンでした.






名前はBillで,結構でかいからみんな大騒ぎ.




波の研究者とか良いデータとれるからって,大興奮して目が血走ってたし.











プログラムの他の参加者は台風とかほとんど経験したことない人達ばっかりで,これまた大騒ぎ.






他の人達の暴風初体験を記念して,とりあえず台風の中パーティーしました笑











次の日になってみると,ヤシの葉っぱやらなんやらが大量に落ちていました.














そして驚いたことに,







私のコテージは電気も水道も止まっていました.









通過したところが遠かったから,そこまでの暴風じゃなかったのに...








まぁ,バミューダは10年に1個か2個くらいしかこないらしいから備えがないのは仕方ないかな...





いや,2日経ったのに水道が復旧しないのは備えがないのレベル超えてます.






メインの建物には水あるからなんとかなるっちゃなるけれど,トイレやら風呂やらめんどくさい.





とりあえず,大騒ぎでした.

2009/08/22

初ボート釣り in Bermuda

19日は船員さん達とボートで釣りに.









船員さん達は私が釣り好きだと知っているので,釣りに誘ってくれました.










船員さん達は,糸と針,重りだけで,竿やリールは使わずに釣ります.







私はジグ,ミノー,インチクなどの各種ルアーで対抗です.













最初のポイントは古い船です.












雰囲気あっていい感じ.




しかし,釣果が芳しくなく移動.









次は昔の橋脚.













これまたいい雰囲気.




しかし,釣れてもチビばかりなので移動.











最後は湾口.






昔,鉄道が走っていた橋脚後です.






潮の流れが速く,いかにもでかいのがいそう.










というか,水が綺麗すぎて魚が見えます.







で,観察しているとみなさんルアーには興味ないようで.






なので,私も餌釣りに変更です.






ここでは結構釣れて,見たことないのも釣れました.


















魚もたくさん釣れましたが,なぜか私だけ地球を釣りまくりです.








いわゆる根掛かりです.








おかげで,またもや







「岩にひっかけまくるなんて,Kentaroはさすがロックスターだ」







とか囃したてられました.






楽しい時間を作ってくれた船員さんに感謝.




初水中写真 in Bermuda

先日,日本に忘れてきたマスク,シュノーケル,カメラのハウジングが届いて,やっと水中で写真を撮れるように.



試しに,BIOSのコンクリートビーチ(コンクリートで護岸されているから)で潜ってきました.



潜った印象は,魚はいるとこにはいるけど,良好なHibtat(棲み家)以外ではほとんどいないという感じ.


なんとなく寂しい印象.





それでも何種かは写真撮れたました.




よくわからんけど,サンゴの一種.



ナマコの一種.

40cmくらいとでかいです.

食ってみたい気もしますが,毒が怖いのでやめときました.



ベラの1種.

たぶんキュウセンと同属.


友達で,顔がこの魚に酷似しているやつがいるおかげで,

「バミューダ来てまで,この顔を見るとは」

と水中で爆笑してしまいました.



右側のは,なにか見当もついていない魚.

なんとなく男前な顔をしていて個人的には気に入っています.

左後ろのはイサキ科っぽい.




これまたイサキ科っぽい.



このイサキ科の奴らは,釣って刺身で食べたらかなりうまかった.

バミューダで6種くらい刺身で試したけど,こいつらは断トツです.

というか,他がおいしくない.

飯の話はまた今度詳しく話します.



ウニの1種.

15cmくらいあって結構大きい.

死んだやつの殻とか持って帰ったら,舞鶴のあの人とか喜びそう.

なんでかわからんけど,ほとんどのウニが写真のようにゴミを乗っけていました.

日本ではあまりみたことないけど,大西洋では流行っているのか?



チョウチョウウオ.


英名はFour eyes butterfly fish.

ケツの方の斑紋を合わせて,目が4つあるみたいってことでしょう.

日本の淡水魚のオヤニラミの山陰地方での俗称ヨツメと全く同じ発想.

人間の考えることなんて,どこいっても大体似かよってますな.






最後は,気に入ってる魚とチョウチョウウオのコラボ.






それにしても,魚の種名が分からな過ぎて困る.


















ひとまず,まともそうな図鑑買って勉強ですな.

航海日記 研究編

航海日記最後となる第3弾は,研究編.

一応勉強しに来ているので.



興味がない方は素っ飛ばして下さい.







調査船なので,当然船には多くの研究設備も備わっています.




1日動かすのに200万円もの大金を費やす船なので,効率的に仕事ができるようバクテリア屋さんとか,植物プランクトン屋さん,物理屋さん,化学屋さんなど様々な人が同時に仕事を行っていきます.



そのため,普段私がやっていることに比較的近い話から,日本語で聞いてもよくわからんだろう話まで,色々聞けて楽しい時間を過ごせました.



それでは研究設備の紹介.





CTDと採水器(いわゆるロゼッタ).







このCTDは,水深,水温,塩分,蛍光度,溶存酸素を測っていて,今回の航海では水深2,600mまで下ろしていました.



これまでには,プエルトリコで6,000mくらい下ろしたこともあるそう.

上げ下ろしは1分間に50mが最速なので,片道だけで1時間,色々込みこみで一回のサンプリングで3~4時間くらいかかります.



普段の研究なんて,川の水採水するのに5分もかからないので雲泥の差.




採水器はワイヤーの中に通っているケーブルを通して,電気信号で船上から好きなところで好きな採水器に採水させることができます.



まさにハイテクです.



データをしっかりとるために,採水した水を精密な機械で水温,塩分,蛍光度,溶存酸素をはかってCTDのキャリブレーションを毎回するみたいです.




正直めんどくさそう.






私の性格的に,海洋物理学とかの方に進まんで良かったな.






セディメントトラップ.

表層の方から底層の方に降ってくる砂やらなんやらを採るやつ.


これは海に放り込むのはかなりたいへん.

ワイヤーは300mくらいあるし,ブイは3人でやっと持ち上がるくらいの重さ.
かなりの重労働です.

これも下ろすのに40分くらいはかかります.





NBST (Neutral Boyance Sediment Trap)
これまたセディメントトラップの一種です.

違うところは,さっきのは下に重り,上には浮きでその間のワイヤーにトラップをつけるのに対して.NBSTはこの魚雷みたいなのが設定された水深を(何時から何時までは水深Am,次はBmとか細かく設定可能),中性浮力を使って勝手に保ってくれるという優れもの.
しかも,こんな細長いのに水中で常に縦になっててくれるんだとか.
回収する時は,その時間に水深0mに来るように設定しておきます.

ものとしては,海洋観測で使われるARGO(恥ずかしながら私はバミューダに来てから知った)にトラップをつけられるように工夫したもの.

すごいハイテクなんです.
小さいから,海に放り込むのもそんなに大変じゃないし.


ただ小さすぎるのが命取り.

回収の際には水面に浮きあがって,大体の場所を電波やらで発信するのですが,いかんせん大雑把すぎる.

レーダーじゃ正確な場所はわからないので,大体の場所まで来たら双眼鏡で探します.

マシンのハイテクさとは対照的に,ものすごいローテクです.





それにしても,大海原の中で水面より上には30cmくらいしか出ていないものを探すなんて,どだい無理な話です.



最初はテンションも高く,張り切っているのですが,15分もすると大変さが身にしみてきて嫌になってきます.



「ウォーリーを探せ」がこの難易度だったら,確実に売れていなかったでしょう.




結局1時間くらいうろちょろしていたら,船員さんのファインプレーで見事発見,回収にいたりました.








名前忘れちゃったけど,光の強さを測るやつ.




紫外線領域から赤外線領域まで,設定した12の波長の強さを測ってくれます.


表面と比べて,水深Xmではどれだけ光が減衰しているかとか測ってました.

これまたハイテク機器で,舞鶴のあの人とかすごい欲しがりそうだなとか思いながら見てました.


ただ機械がいくらハイテクだろうと,作業は地味です.


せーの,で海に放り込んで,適当に沈むのを待って,ケーブルをひたすらひっぱるという単純作業.


みんなで「マグロがつれた」とかなんとか言いながらワイワイやっていましたが,水の抵抗でかなり重たいため体は悲鳴をあげていました.


綱引きが強くなることは請け合いです.



実験室.


見慣れた濾過機をさっそく発見し,

「日本であれだけ濾過したのに,バミューダでもまた濾過かよ」

と,ややげんなり.

あとは,蛍光度計だとか.




放射性同位体Δ14Cをプランクトンの増殖速度の研究に用いているため,放射線専用の部屋もあります.






実験室の中以外は,ワクワクする機器がいっぱいで,すごい楽しい航海でした.


仕事面でも船員さん達にやたら気に入られ,「俺たちと一緒に海で働こうぜ」とスカウトされたりもしましたが,ひとまずは丁重にお断りしておきました.


天職のような気もしますが.




研究機器の詳しいことは,帰国後にでも.


航海日記はこれにて終了です.

航海日記 風景編

航海日記,第2弾は風景編です.







Atlantic Explorerはでか過ぎて,BIOSの浅い港では満潮の時にしかまともに動けないため,まずは近くのSt. Georgeに移動です.



ひとまず,BIOSにサヨナラ.









BIOS前の海は湾になっていて穏やかなのでボートやらヨットやらが沢山停泊しています.

F1モナコGPの時のモンテカルロみたいだなと少し思いながら.







周りには見渡す限り綺麗な風景が広がります.


ど素人の私が撮っても,写真集に出てくるような写真が簡単に撮れてしまいます.






前述のように,ひとまずはSt. Georgeに寄港です.

ここは16世紀の街並みがそのまま残されていて,世界遺産にしていされています.

とりあえず飲みます.



パステルカラーの街並み.





観光客用のギロチン.






















大砲のレプリカ.













セグウェイのレンタル屋なんかもありました.




















次の日になり,待ちに待った大海原へ.




この地域の海をサルガッソー海というのですが,この名前はサルガッソーという海藻(ホンダワラ属)にちなみます.







さすがサルガッソー海というか,流れ藻が大量です.



まるで金色の絨毯が広がっているような感じ.





サルガッソー海まで来て,ナウシカを思い出しました.







なんかの稚魚もいましたが,タモがなく採集できず.

舞鶴の髪がもじゃもじゃの人とか喜びそう.









夕方には最高の夕日が見えます.


大海原では,360°見渡す限り,地平線まで視界を妨げるものは何もありません.












最後の日はBIOSに戻ってから,屋外でカラオケ大会です.



私は例によって日本から来たロックスターとして丁重に扱われます.





ビールをどんどん渡してくれます.






気持ちよく歌って,踊って楽しい夜でした.









次は,第3段研究編です.