2009/12/19

今年最後の授業

この3週間,とんでもなく忙しかったのでブログも書く暇がありませんでした.

やっとかめ.



というのも,今年最後となる,CO2に関する海洋化学の授業が聞いていた通り,とんでもなくきつかったので.

毎日レポート課題出るわ,翌日までに読んできなさいと言われて2本ずつ論文渡されるわ,一週間でグループ研究を計画から調査,サンプルの分析,データ解析,レポート提出まで完結しなきゃならなかったり.

特にグループ研究は,リーダーに選ばれたので,専門も,研究への姿勢も,性格も,何から何まで違う9人をまとめて,研究を遂行するという大仕事.
他の人のいい加減さや非積極的な態度にむちゃくちゃ腹が立ったこともあったけれど,一週間で研究を完結させて,90ページもの報告書を分担執筆して提出できた時は,かなり満足感が得られました.



研究は,BIOSからすぐのMangrove bayっていう,その名の通りマングローブに囲まれた小さな入り江の様なところへ,カヤックで出撃して行いました.


以前書いた,サカサクラゲが沢山いるところです.



朝6時半に出発.










水汲んだり,水温やら測ったり,潜って海草を採集したりなんてことを,夕方7時まで.




水汲み班は,1時間毎でで80本くらいサンプル採ってました.
水温やらの班は,30分毎で200回くらい測ってたかなぁ.

お疲れ様です.



内容としては,湾内の炭酸システムを,物理,化学,生物,底質に亘って調べるというもので,そんじょそこらの卒論には負けないレベルのものだと思います.

みんなでもう一回考察やらを練り直して,どっかの雑誌に投稿できたりしたら面白いんだけれど.




それにしても,今回の授業は大変だったけれど,非常に勉強になりました.

授業の内容もそうですが,大人数でのプロジェクトの大変さだとか,人間追い詰められたら意外とできるもんだってことだとか.


特にグループ研究でリーダーを務めたことは,私にとって非常にためになりました.

すごく大変だけれど,うまく噛み合えば予想以上に面白いことができることが分かったし,どうやってチームをまとめればいいのかも少しつかめた気がするし.
レポートの構成を考えて,各章を個人に割り振って,集まってきたものを校正したり,まとめあげたりなんていう,雑誌のEditerみたいなことも出来たし.



普通に日本で研究してたら,今の年齢(25)で10人で同時に調査をするようなプロジェクトの指揮をとるなんて経験は,絶対に出来なかったでしょう.

10年経っても経験できていないかも.



そう思うと,グループ研究をした1週間は自分の人生の中で宝物になるんじゃないかと感じます.



今日から冬休みに入ったので,やっと自分の研究ができます.
やることは沢山あるけれど,楽しみながらやっていこうと思います.




それはそうと,Bermudaは12月頭からChristmasシーズン真っ盛り.

CO2の授業があった3週間の間にもいくつかイベントがあったので,次の日記で紹介したいと思います.

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