2009/10/31

Halloween

昨夜はHalloween.



せっかくだしなんか衣装欲しいなぁと思って,晩御飯の後でスーパーマーケットに行くことに.



しかし,Halloweenコーナーは期待外れすぎで,魔女の帽子くらいしか売ってない.



東急ハンズのパーティーコーナーが懐かしい...







どうしたもんかと思っていると,たまたまHalloweenコーナーの横が赤ちゃん用品のコーナー.



これは渡りに船と,即座に赤ちゃんになることに決定.




前掛けと,哺乳瓶と,頭につけるために寝るとき用の目隠しを購入.






ホントは大人用のおむつも欲しかったのだけれど,1パックに15個も入ってて,余ったのもったいないなぁとか思って断念.


余ったのは年とってるBIOSのスタッフに売ったらいいんじゃないかというブラックジョークを友達と話したりもしたけど.







そんなこんなで,BIOSに帰ってから赤ちゃん用品のフィッティング.



そしたら,大事なことが発覚しまして.








赤ちゃんは髪の毛長くないよねってこと.









これはパーティーまでに急いで刈りこまねば.



友達集めて,大急ぎでバリカンで刈りこみます.








坊主にするのなんて4回生の時に部活に寝坊した時以来だなぁとか思いながら.


それと同時に,芸のために体を張るのも剣道部以来だなぁとか思ったり.








そんなこんなで準備完了.



哺乳瓶の試運転に友達が持ってたマティーニを使うことに.




良い感じ.









パーティー会場のBIOS内のいつものバーに着くと,ドアがHalloweenバージョン.







いや~みんな張り切ってます.



南国チックなのとか,ミイラ男とか,悪いサンタとか.













中でも海賊人気は凄かった.


海賊10人くらいおったもんなぁ.






ちびっこも.






まぁ,Halloweenだろうがなんだろうが,いつも通り飲むだけです.






私の赤ちゃんはみんなに大絶賛で,なんと衣装の人気投票で2位に入賞してしまいました.



笑いをとるためには恥など感じてはいけないと教えてくれた,剣道部に感謝.







記念に1位だったクラゲの子と記念撮影.



触手も隠れていて,どこがクラゲなのかわからないとは思いますが...











しかし,哺乳瓶のちっちゃい穴からビールを飲んでたからか,酔いが回るのがえらい速い.


ストローでお酒を飲むと...っていう噂は本当かもしれません.




そんなわけで,私は早めに退散しましたが,いい思い出になりました.






Halloweenを海外で滞在される方は,衣装を日本から持って行った方がいいですよ.


東急ハンズとかで売ってる,忍者とか侍みたいなのでも外国の人にはバカうけするので.




では.

2009/10/29

パソコン三昧

この3週間パソコン三昧.


来週も入れたらほぼ1カ月.


というのも先々週と先週はOcean Colourの授業で,衛星写真をずっとパソコンでいじってたし,今週からはOcean Data Managementっていう海のデータをネット上のデータベースから取ってきて,パソコンでデータをいじくりまわす毎日なので.


しかも,Ocean Data Managementで使ってるソフトはWindows XPでしか使えないのもあるため,自分のPC(Vista)とBIOSから与えられてるPC(XP)を両方机の上に広げて授業を受けるという,「できる人」みたいなことやっています.







しかし,Ocean Data Managementの授業受けてると,世の中すごいなぁと思います.


今までは,自分のデータしか使ったことないし,他人のデータなんて信頼できるかわからないとか思っていたふしもあったわけだけど,世界中の過去100年くらいのデータがちゃちゃっと検索するだけでタダで手に入る上に,データの信頼性もちゃんと評価されていて,なんと便利なことかと驚きました.


データを使いたいとかいう人は以下のHPで簡単な手続きで手に入るのでどうぞ.

World Ocean Database
http://www.nodc.noaa.gov/OC5/SELECT/dbsearch/dbsearch.html


あと,今回の講師はUNESCOから派遣されてきているんだけれど,その人達が作っているOcean TeacherっていうHPは,どうやってデータを取ってくるのかとか,データをいじるソフトはどうやって得るのかとか,そのソフトでどうやってデータをいじるのかとかを逐一説明してくれる凄いHP.


無料の登録が必要だけれど,非常に勉強になります(英語ですが).


あとは,Ocean Teacher's wikiっていうのも作っていて,Wikipediaと違って信頼性の高い情報がのっていて,有用なリンクもたくさんついています.


これってどういうこと?っていう海洋学に関することは大概のっています.


ページがえらい重いですが.




これまた興味ある人はどうぞ.


Ocean Teacher
http://hosting1.iode.org/moodle/


Ocean Teacher's wiki
http://www.oceanteacher.org/oceanteacher/index.php/OceanTeacher




完全に宣伝みたいになっていますが,別にお金をもらっているわけではないので.



ん?ビールはおごってもらったか...







まぁとにかくすごく便利だし,こんなに色々と充実している海洋学は正直羨ましいです.



川の世界じゃあんまり聞いたことないしなぁ.



都道府県が出してる水質調査の結果とかは手に入るけど,あんまし古いのはネット上では手に入りにくいし,気がつくと古いのから消えていったりするし.



データベースとしてしっかりしてるのは,京大動物生態学の渡辺准教授らが昨年から公開を始めた,川魚の遺伝子のデータベース(GEDIMAP)とかくらいかなぁ.

国土交通省のはいまいち使いにくいし,欲しいデータも少ないし...


GEDIMAP
http://gedimap.zool.kyoto-u.ac.jp/



GEDIMAPは凄いサイトみたいだけど(分野が違うため使ったことない),世界中の川の水質とか流量とかが整然と収録されていて,簡単に検索できるようなデータベースがあったら楽しいのになぁ.




とかなんとか夢見てみたり.









明日はハロウィン パーティーなので楽しんでこようと思います.




仮装とか何を着たものか...

2009/10/26

先日不思議なものを見つけまして.


BIOSの建物作りつけのプランターみたいなところを,ふとのぞいたらカワニナみたいな貝殻が.



川もないし,なんでこんなところに落ちとるんや?とか思って,その周りに目をむけると...








生きているのが!




しかも,中身が黒いというか濃い青というかすごい色.


あえていうなら,釣りのワームにあるプロブルーっていう色に近いかも.









貝殻はカワニナみたいな形だけれど,首を伸ばしてるところはカタツムリによく似てる.







なんかかわいい.


ペットにいいかも.


鳴かないし,場所とらないし.







なにやら調べてみると,キセルガイ科の仲間はこういった形の貝殻で中南米に多く分布しているらしいので,その類かも.




全然違う仲間かもしれんけど.




ちなみにキセルガイ科は日本にも150種ほどいるとか.



そういやー,日本にいた時に木のそばとかで貝殻みたことあるような気もするなぁ.





陸棲巻貝に詳しい人いたら教えて欲しいです.




自分でもまた調べておきます.





では.

2009/10/24

久々の週末

昨日で,2週間続いたOcean Colourの授業も終わり.


かなりしんどい2週間で,心身共にへとへとになったけれど,自分のプロジェクト発表はうまくいったし,なにより凄くたくさんのことを学べたから満足.




連絡を取り合いましょうとか,いつでもメールで相談してくれて構わないよとか,嬉しい言葉をもらってお別れ.






一般社会でもそうですが,研究の世界でもコネ(良い意味で)は大事です.



新しいことをやりたい!と思っても,本を読むだけじゃ不十分すぎて,それを知っている人に教えてもらわないと分からないことだらけです.



なので,その分野で世界トップクラスの人達に相談できるなんて,凄く幸せです.



近い将来,自分の研究にOcean Colourで出来ることを取り入れられたら素敵だなぁ.










そんなこんなで,今日は久しぶりにゆっくり寝て,夕食後にBIOS内をお散歩していると,すんごく綺麗な夕焼け.




友達がBlogで紹介していた,Microsoft Image Composite Editorを使って,写真をつなげてパノラマ写真を作ってみました.







夕焼けの綺麗さもさることながら,このソフトはお手軽,フリーなのに,すごく綺麗に写真をつなげてくれます.




T君教えてくれてありがとう.





では.

2009/10/17

Ocean Colour

今週頭から,Ocean Colourの授業が始まりました.

Ocean Colourってのは,名前の通り海の色を使って色々やりましょうっての.


海の色は,人工衛星がデータを撮ってくれます.



毎日天気予報で使われてる写真も人工衛星が撮っているので,イメージしやすいかと.


気象用とか海用とかで人工衛星にも色々あります.





っていうくらいのことは知っていたのですが,授業が始まる前までははっきり言ってド素人.


毛すら生えていない状態.




学会とかで発表聞いても,分かったような分からんようなっていう感じでした.






しかし授業が始まってみると,なかなか凄い.



海の微妙な色の違いから,どのくらいの植物プランクトンがいるか(いっぱいいると緑っぽくなる)とか,どの種類の植物プランクトンがどのくらいいるかとか(木の葉っぱの色が種類ごとに違うように,植物プランクトンの色も種類ごとに異なります)が,地球規模で,しかも過去に遡って調べられるわけです.


過去に遡ってと言っても,当然人工衛星が打ち上げられてから後ですが.



これは凄いこと.



海はめちゃくちゃ広いから,船で世界中を毎日のように調べわけにはいかないですから.





とにかく凄いことは凄いのですが,ド素人にはなかなか大変.



専用のソフトを使って,プログラム言語で書かなきゃいけません.





今回の授業はカナダとイギリスから世界トップクラスの講師陣を迎えて行われているのですが,プログラムを教えてくれる人も数学とかプログラムが専門の人なので,プログラム言語 in Englishが教室内で飛び交いまくってもうチンプンカンプン.



講師はみんな凄くいい人達なので,何回も聞くことでなんとかなっていますが...




それにしても,世界トップクラスの人達から当然ながら非常に多くのものを得ることができます.




講師陣のうち2人はnatureやscience(ともに世界最高峰の科学雑誌)にポンポン論文を出している人達で,授業の中でもしょっちゅう,



「ある特定の地域や領域で知見を積み重ねるような研究ではなく,理論などの科学の本質に大きな影響を起こすような研究を目指すようにしなければだめだ」



とかいうことを言われます.




私みたいなもんでも,そういうことを多少なりとも思いながら研究の計画を考えたりするわけですが,実際にそういうことを実践出来ている人達が言う言葉には重みがあるし,意識を変えさせてくれます.





ただ,そういう人達は当然ながら仕事には非常に厳しく...



今週と来週は,朝9時から夜10時くらいまでの授業が,週末休みなしの毎日繰り広げられます.



しかも,授業と並行して2週間の間に,ド素人であるOcean Colourの分野で自分で研究を考えて,完結させなければならないという高いハードルがあるので,夜2時くらいまで仕事をする毎日...




おかげで,今年のF1チャンピオンの行方がほぼ決まる今週末のインテルラゴスで行われているブラジルGPは1分たりとも見えません...







大変ですが,本当に勉強になっているし,自分の研究にも使えそうなところが見つかったり,結構楽しんでやっています.




新しいことを知るのは楽しいなぁってのいうのを,Bermudaに来てからあらためて感じる日々です.


大学時代にもっと授業出てりゃよかったなというのも,あらためて感じていますが...




では.

2009/10/10

Tobacco Bay

1ヶ月くらい前のMarine Science Dayで御褒美に貰ったスクーター1月レンタル券を,昨日から使うことに.



小さい島とは言っても,バスだけじゃ正直言って不便なので,これはかなり嬉しい.






スクーターはPeugeotのやつです.


Peugeotのはどんなもんかと思って乗ってみると,案の定ダメスクーター.



2ストだから下が回らないのは当たり前だけれど,上も回らんし,ブレーキはきかんし,サスは固いし...


スクーターについては,そういうのが好きな人用に,今度書こうと思います.






そんなこんなで,今日はせっかくのスクーターを使おうということで,ビーチへ.



今日行ったのは,比較的近いTobacco Bayというところ.



なんで近いところにしたかというと,スクーターが1台しかないため,ピストン輸送しなきゃいけないので.






Tobacco Bayは国立公園に指定されていて,なかなか綺麗なところ.












St. George市街からちょっとした丘を越えていくのだけれど,丘を越えた後に綺麗な海がパッと広がる時はちょっと感動します.


舞鶴の小橋に行く時に少しにてるかな.


舞鶴みたいに山ってほどのもんじゃないけど.







海に入ると,いつものBermuda BreamとSergent Majorが出迎えてくれます.









BIOSでワーム釣りしてると良く釣れるエソの仲間を初めて海の中で見ました.










その後ちょっと泳ぐと,死んだエソを発見.


写真の真ん中あたりで左上に尾っぽを向けています(頭は既になし).






海の中で死んだ魚を見ることはあまりないため新鮮.


漁港のそばでは沢山みますが...



綺麗な海ではあまり餌がないため,かなり多くの魚が食べるために来ていました.






他にも,各種Parrot Fishだとか,Bermuda Chub(メジナの仲間)だとか,Smooth Trunkfish(ハコフグの仲間)だとか,Yellowtail Snapper(フエダイの仲間)だとか, イカだとか,なかなか興奮するものが沢山いたのですが,






なんと,カメラの充電切れ...






あ~あ.





また今度写真撮りに行ってきます.





そういえば,来た頃の8月と比べると,水温がだいぶ下がってきました.


海パン一丁はだんだん厳しくなりつつあります.





では.

2009/10/08

第1回写真展

最近忙しくてどこにも行けていないので,ブログ書くことがないです.




そんなわけで,これまで撮った動物とか植物の中で,まだブログにアップしていないものを公開します.



はっきりいって写真展なんてぬかせる程の腕前も,機材もありませんが...




あと,普段の魚のように詳しい種名とかわからないので,いい加減なもんです.









まずはtree frog.


Bermudaにはtree frog と総称されるカエルの中に2~3種いるとかいう話なので,種名は分かりません.







名前の通り木の上にいて,毎晩非常に綺麗な声で鳴いてくれます.


ピーピーという感じの鳴き声で,Bermudaでの最初の晩はすごい驚いて,異国に来たことを感じていたのに,今じゃ当たり前すぎてなんとも思わなくなっています.


近いうちに音声を録音してアップしようと思います.






これはGiant toad(多分).

ヒキガエルの仲間で,ゴキブリを退治するために持ち込まれた移入種.



かなり大きいです.

道で車に踏みつぶされているのを良く見ますね...







こっからは植物.



まずはGuava.

グァバです.



日本だとグァバ茶でしか名前聞いたことがありませんでしたが,実は食べられるとか.

しかし,私は苦手でした.

食感がなんとも...







お次はバナナ.



普通にBIOSのグラウンドの周りに生えていて,サッカーとかの時のコートの枠の役目を果たしてくれます.






これはコテージのわきに生えている木の実.



食べられるんじゃないかと期待して1房(でいいのか?)もいできたものの,固すぎて歯が立たないとはこのこと.

こんなもん食べられる生き物はいるのだろうか?





こっからは花コーナー.


BIOSの海に面した道路に咲いている花.






でかい木に咲く花たち.


日本だとでかい木に派手ででかい花が咲く種はまれな気がするけれど,Bermudaではでかい木にはでかくて派手な花っていうパターンが多い気がします.








名前は良く分からないけど,バラみたいにくしゃくしゃした花.






ハイビスカス達.


日本にいた頃は,ハイビスカスは南国なイメージで若干憧れもあったけれど,こうもそこらじゅうに咲いているとありがたみもないです.


BIOSでは日本で言うところのツツジみたいな感じで,生垣とかに使われてます.











ここからは草花.




鳥の頭みたいな花.


たしかBermuda自慢の花だった気がする.


植物園行って勉強せねば...







葉っぱが不自然な感じで赤い草.


最初は弱ってこんな色になったのかとか思ったけれど,どれもこれもこの配色だったからこういうものなんでしょう.


不思議.


ペンペングサのような感じで,道端にたくさん生えてます.







名前は分からないけど,好きな花.


写真を撮った次の日には芝生手入れのおっちゃんに刈られていたけれど...









ツユクサみたいな花.


ネットで分布を見てみると,アメリカ東海岸に移入されているみたいだから同種かも.


日本を感じるものをみると,なんとなくほっこりします.


まぁ移入種なら良いことじゃないけど.








とまぁ,第1回写真展はこんな感じでおしまいです.



植物とか要勉強なのがあらためて良く分かります...




では.

2009/10/03

和食と「いただきます」

今日はやたらと和食が食べたくなったので,料理することに.



というのも,先日やっと日本酒を見つけて,和食を料理できんこともないなという状態になったので.






見つけた日本酒は松竹梅の純米酒.



英語ではClassic Junmai Sakeとか書いてあった笑









そんで裏のラベル見ると,厳選したカリフォルニア米とシェラネバダ山脈の水を作って作りました,だって.





百万石とかじゃないんだとか1人心の中で笑いながらも,1升瓶が18$だったのでお買い上げ.






松竹梅なんて日本でも飲まないし,どんなもんかと味見してみると,意外や意外,辛口でまぁまぁ好きな感じ.


嫌なくせもないし.


八海山とかのが当然のようにかなりおいしいけれど,安いのでこんなもんかと.








料理の基本は獲物を捕るところからでしょ,ということでBIOSの桟橋で釣ることに.




30cmくらいのBluestriped Grunt Haemulon sciurus(斜字は学名)ゲットです.



写真撮り忘れたので,図鑑(REEF FISH Identification)の写真を載せときます.








他にはRed Hind Epinephelus guttatusのおチビちゃんも釣れました.






この魚はクエとかと同じくハタ科なので,美味しいこと請け合いですが,あまりにもちっちゃくて可哀想だし,この魚は35cm以下は放流義務があるため,


「美人で,でっかいおかぁちゃんを今度紹介してね」


と言って放流です.



図鑑なんかを見ていると,日本のキジハタとかノミノクチとかに似ていると感じていましたが,おチビちゃんを見る限りはなんか違う.


大きくなったら雰囲気かわるんかな?


食べたいし,実物を見たいので,なんとしてもでかいの釣りあげたいです.








Bluestriped Gruntはイサキ科の魚なので塩焼きとか美味しそうだけれど,なぜか煮物系が作りたい気分.


ほんとは酒蒸が作りたかったんだけど,蒸し器も,レンジでチン用のラップすらもなかったために断念して,煮付を作ることに.





料理の最初の方に嗅いだ日本酒を沸かせた時の匂い,たまりません.


すっかり忘れかけていたけれど,こんなに心に沁みる匂いだったとは...


日本酒は私にとって,美味しんぼで言うところのソウルフードってやつでしょうか.



今度から川島直美に対抗して,「私のリンパ液(色的に)は日本酒で出来ています」とか言ってやろうか.







そんなこんなで,Bermudaで手に入れた日本酒と醤油と砂糖(味醂なんて当然手に入りません)を使ってお料理.




見た目は良い感じ.







盛り付けで頭が右になってしまったのは御愛嬌.







味はまぁまぁいけるという感じ.


思った以上に魚からのダシが少なかったのと,昆布が手に入らなかったのと,Bermudaの醤油がダシ醤油みたいな感じで変なくせがあるのが良くなかったかな.




それでも和食食べたい欲は多少抑えられました.




みんなにも好評だったし.







食べた後には当然のように,耳石をほじくりだします.



耳石っていうのは,魚の頭の中にあってバランス感覚をつかさどっている器官です.



これには木の年輪のような模様が,毎日(!)刻まれるので,誕生日の推定やら過去の成長やら色んな研究に使われます.




一昨日の発表で耳石の話を少ししたのですが,知らない人もいたために見せてあげました.




扁平石(3種ある耳石の中で1番大きいやつ)は5cmくらいもあって,魚の大きさにしては大きい部類に入るんじゃないかと.




これがBluestriped Gruntの扁平石.
















それにしても魚を食べるたびに(それだけじゃないけど),文化って違うんだなぁと感じます.






にもあったように,やはり西洋人は魚の頭を食べるのを嫌がる人が多いです.



一方,フィリピン人は「とりあえず目玉食べていい?」って聞いてきて,それだけでそいつが大好きになれるほどの親近感を覚えました.



西洋系の人達を尻目に,二人でほっぺたとか最高に美味しいよねとかっていう,魚食談話に花が咲きました.








あと,私が魚をしめる(殺す)時に,ブラジル人の女の子が,



「まだ生きてるの?殺すなんてかわいそう」



って言ってきたのも印象的でした.





それに対して,



「そら死んだ魚が釣れるわけなかろうに.それに食べるってことは他の命を奪うってことだよ.」



って言ったら,彼女の中では食べることと殺すことは違うことだとか.




彼女が普段食べているものは,無機物から人工的に作り出された命を持たない有機物だとでも言うのだろうか.



私にはよく理解できませんでした,










こういうのは文化なのか個人の考えなのか,どっちなんだろう.





日本では食べる前に,「(命を)いただきます」っていうくらいだから,そういう文化があるのかも.





それに対してキリスト教だと,食事が食べられることを「主」に感謝するわけだから,「食べる」と「殺す」が直接的につながっていないのかも.


私はクリスチャンじゃないから,本当のところは分からないけれど.





けれど,最近は日本でも切り身で魚が泳いでると思っているガキんちょがいるらしいから,日本でも「食べる」と「殺す」はつながっていないことになっていっているのかもしれないなぁ.







皆さんはどう思います?






何が正しくて何が間違っているかなんていうことを言うつもりはさらさらないけれど,私は,食べるたびに死んでくれた命に感謝することと,食べ物を残さないようにすることだけは忘れないようにしたいです.

2009/10/02

一区切り

今日で3週間続いた海洋化学の授業も終わり.


講師のKristenはかなり良い人で,授業は楽しく,そして興味深い話ばかりで,非常に勉強になった3週間でした.



しかし,Kristenは誰もが認めるSlave driver(奴隷使い).






課題,発表,テストがこれでもかというくらい出されました.



しかも,どれもこれも結構ヘビーで,毎日夜遅くまでやらないと終わらないものばかり.





かなり体に厳しい3週間でしたが,おかげで凄く勉強になったし,昨日の発表ではギャグが大受けで,内容もみんなから好評だったため,いい気分で海洋化学の3週間を終えることができました.






それにしてもこの3週間は,


・フィリピンの洪水(フィリピンから来ている人がBIOSには多くいる)

・スマトラ,サモアの地震

・井上一樹選手の引退セレモニー

・立浪和義選手の引退セレモニー


と,世界中で大変な事件が多くありました.



特に立浪選手は,Bermudaに来ることが決まった時に唯一残念に思ったのが立浪選手の引退セレモニーにいけないことくらいだった,っていうくらい好きな選手なので,You Tubeで引退セレモニーを見た時は目から汗が出てしまいました.





あとは,我が家の愛犬の1周忌もあったり.








来週は骨休みのような1週間なので,たまっている日本の仕事やら,Bermudaで始まる個人研究について考える時間が多く作れそうで楽しみです.




では.