2010/02/28

チリの地震

チリで大地震があったようですね.

心配して下さっている方がいるようですが,Bermudaは今のところ大丈夫です.


日本にまで津波が及ぶようですが,お気を付け下さい.
世界中での被害が最小限となることを祈っています.

2010/02/25

花粉症

ご無沙汰しております.


ブログを更新していない間に,色々こそこそとやっていました.ホームページを作ってみたり,もう一個ブログを開いてみたり.別のブログは,研究に関することを毎日ちょこちょこ書くことでモチベーションを高く維持していこうという魂胆で,完全に研究専用です.なので,研究に関わりのない方には,つまらないと思いますが,一応リンクを貼っておきます.Bermuda滞在中はこちらも更新していきますので,今後ともよろしくお願いいたします.

Study Nature, not Books

ホームページも研究用で,自己紹介みたいなもんです.そっちはまだ完成していない部分があるので,出来たらURLを公開しようと思います.検索にはかからないようになっていますが,ウェブ上にはあるので,奇跡がおこれば見つけられるかも.見つけた方にはBermudaのお土産差し上げます.



それはそうと,花粉症にかかったようです.
日本ではアレルギーとは無縁の生活をしていたのに,ここに来てくしゃみがとまりません.これまで,花粉症の人が,「鼻と目をとって洗いたい」とか言っているのを聞くたびに,「大げさな」と思っていたのですが,本当に鼻とりたい.最高潮の日は1日に100回くらいくしゃみをしました.

これはほんとにたまりません.
全然集中できない.しかも寝不足の時になりやすいようなので,ちゃっちゃと寝るしかなくて,これまた仕事が進まない.意外な強敵出現です.Bermudaだけでのことだと嬉しいのだけれど...



そういえば,ちょっと前にChinese Calendarでのお正月があって,みんなでお祝いしました.
色々面白いものを食べたので,次回写真をアップしようと思います.

2010/02/12

冬季オリンピック

現在,まさにオリンピックの開会式真っ最中.

風邪をもらったらしく,鼻をぐしゅぐしゅ言わせながらリビングで仕事をしていると,友達がテレビをつけて,「ああ,いまから開会式始まるんだ」という感じ.

日本だと今頃大騒ぎだろうけど,いかんせん南国.私の参加しているPOGOの他の参加者のほとんどは熱帯出身.そら,みんな興味ありません.
ベネズエラ人の友達に,「冬季オリンピックって国で人気あるの」って聞いたら,「実際には見たことない雪を見るためにテレビつけるくらいだな」だとか.爆笑してしまいました.


そんなこんなで,仕事をしながらテレビをちら見していたら...

なんと,Bermudaが!!!

あの旗とバミューダパンツは見た瞬間に気付きます.気付いた人いました?
まぁ1人ですが.


しかし,雪なんて望むべくもないBermudaがなんの競技に!?と思ってネットで調べてみると,クロスカントリーだとか.アメリカででも練習するんかな.まぁ2,3時間で着くから,日本国内を移動するのと大して変わらないと言えば変わらないか.


そうこうしていると日本の登場.
海外で日本のチームの説明を英語で聞くのは未だに違和感があるなぁ.鈴鹿GPをBermudaで見た時も思ったけれど.アナウンサーは日本については,荒川静香の前回のメダルの話,それに続いて女性が強いよという話,その後は日本はこれまでに何回かオリンピックを開いており,歴史がありますねという話をしていました.

冬季オリンピックを見るとスキーに行きたくてしょうがなくなるから,仕事をしながらちら見するくらいにしておこう.多分がっつり見ちゃうだろうけど.


オリンピックに今朝から行くはずだったのに,嵐のせいでBermudaを出れなかったKはBermudaをいつ出られるのだろうか...

2010/02/10

想像を絶する

嵐第一弾は大したことなく過ぎ去って行きました.

今晩からもう1個でかいのが来るそうですが.



今日,休憩時間にGoogle Earthでお互いの家を登録しておこうみたいなことになって.

ロシア人の友達の家を見ていると,すぐそばに川が.
川の研究をしてきたものとして,「これなんて川?どこにつながってるの?」って聞くのはお約束.

その川はモスクワ川で,ヴォルガ川の支流.
ヴォルガ川は流路延長3690km,流域面積1,350,000km2でカスピ海に注ぐ,ヨーロッパ最大の河川です.ちなみに,日本で最長の信濃川でも367km,流域面積最大の利根川でも16,840km2です.私が研究してきた由良川なんて146km(日本19位),1,882km2(同33位)で,ヴォルガ川からしたら,鼻くそみたいなもん.


これだけでかい川なんだから,さぞかし水源も高いとこにあるんだろうなぁと思って,「ここらへんて山なの?」とヴォルガ川の水源あたりを指しながら聞いてみると...

「山なんて無いよ」と.


Wikipediaで調べてみると,確かに水源は225mという信じられない標高.
由良川の三国岳で959mあるのに.


日本列島の真ん中には山脈が走りまくってるから,ほとんどの川は山から始まるわけで,それが私には当然になっていたわけだ.大陸河川は日本の河川と違うなんてのは,頭ではいっくらでも理解してたつもりでも,実際にはまったく身についていないということが明らかに.三つ子の魂百まで,とはよく言ったものです.

ちなみに,日本の河川は世界の河川と比べてこれくらい急勾配(図は国土交通省のHPより).


赤: 日本の河川; 青: 世界の主な河川




明治時代のお雇い外国人,ヨハニス・デ・レーケが常願寺川を見て,「これは川ではない。滝だ」と言ったとか言わなかったとかいう話があるくらい,日本の河川は急です,



しかし,周りが山じゃないのに川に大量に水が集まってくるのとか,勾配もほとんどないのに川が流れるのがいまいち想像できないなぁ.

人生の中で1度は海外のゆっくり流れる大陸河川で研究をしないことには,それらの河川で行われた研究を真に理解することはありえないんだろう.真に理解していないということは,本質的な部分と批判も賛同もできないということだし,日本での仕事を世界規模に一般化する場合でも大きなハンデになるに違いない.

とりあえず博士過程中に色々頑張って,その後そういうところで仕事にありつけるといいのだけれど.
そのためにも日々,頑張らねば.研究職につくということは,毎日が就活なので.

まぁ,楽しみながらね.

2010/02/09

久々の外出

週末に久々に外出しました.


調査で行った洞窟と海を除いたら,お正月以来です.
1ヶ月も研究所の中.

思えばひきこもったもんです.
舞鶴だったら,宿泊棟にずっといて,1ヶ月ぶりに東舞鶴の街(!?)に出た感じ.


先月は授業が忙しいのと,自分の仕事を少しでも片付けたかったので,結構大変な2010年幕開けでした.
まだやることは山ほどあるけれど,かなり進んだし,いいテンポで研究出来ていて,気持ち的には充実しています.



とはいっても,気分転換は必要なので.

1人でウィンドウショッピングしたりなんかして.
小さな街なのに,気づいてなかったお店が沢山あって面白い.

たぶんBermudaで1番古い,1800年代から続くスーパーにも行ってきました.
ここは品ぞろえが豊富だと聞いていたのですが,確かに豊富.

野菜売り場で見慣れた名前を発見.
Radish Daikon!!



大根なんてないがん,と思って周りを探すと...

これかー!!!




いや...

確かに...

まぁ...

大根の雰囲気はないこたないけど,いくらなんでも細すぎるし,何よりひなびすぎでしょ.
沢庵みたい.



幸先よく面白いもんが見つかったなぁと思ってうろちょろしていると,またもや面白いコーナーを発見.

アジア食材のコーナー.
Bermudaはフィリピン人が多いから,フィリピン食材は結構簡単に入るのだけれど,日本の食材はなかなか難しい.

そんな中,老舗のスーパーは流石.
日本の食材沢山ありました.みりん風調味料が400円とか,ぼったくりかと思うくらい高かったけれど.

その中で面白いもの発見.

寿司セット!!



日本米(sushi rice)から,まきす,酢,海苔,醤油,ガリなどなど,魚とか以外の要るだろうものは大抵入っています.

中に寿司の作り方みたいな本が入っているのですが,いとも簡単に出来るように書いてある.
握り寿司とかむちゃくちゃ難しいのに...巻き寿司だって...
ヒラメの5枚おろしなんて,「真ん中からさばきます」以外何も書いてなかったけれど,あんなのでちゃんと出来る人はいるのだろうか.



他に面白いものは,Iron chefシリーズ.



Iron chefは,有名な「料理の鉄人」の海外での呼び名で,道場六三郎とかやたらと人気があります.
多分番組の中で出てきたであろうソース達が売られています.

こんなの売ってるんだっていう感じ.




魚介コーナーはBermudaとしては充実.





ただニジマス以外どれもこれもさばいてあって,こんなんじゃ身が酸化しちゃうし,乾いちゃうじゃない,とか残念な気持ちで見る.日本の様に,入ったら比較的すぐはけていくならまだいいけど,Bermudaの人はそんなに魚食べないため,スーパーで何日もストックしてるから,なおさら.

牛肉とかなんかだと魚に比べて悪くなるのはゆっくりだからいいけど,魚の扱いも肉と同じ感じだもの.

こっちに来て思ったことだけれど,西洋系の人達は魚に対する執着が非常に薄いように思います.
料理の仕方もバリエーションがないし,魚種にもあまり興味はないし,当然魚のしめ方とか,切り方とかもいい加減.日本でカツオとマグロの味の違いが分からない人なんて珍しいだろうし,魚種ごと,季節ごとに何通りも料理法があったりする.産地や,しめ方に対するこだわりも並々ならぬものがあるし.


その分,畜産物,ワインに対する執着は並大抵ではない.
どんなしょぼいスーパーに行っても,色んな動物の,色んな部分の肉が並んでいるし,チーズなんて山の様においてある.私はチーズがやや苦手で知識もないため,パーティーで買うにしても山の中からどれを選んでいいものかさっぱり.
ワインもちょっとしたスーパーに行くとワイン専用の隔離された部屋があって,ちゃんと管理されている.私はワインもよくわからないので,これまた何がなんだか.
隔離されていると言えば,煙草屋さんの葉巻もかなり厳重に管理されているなぁ.葉巻の部屋には鍵かかってたりするし.




話は戻って,スーパーの後またぶらぶら散歩していると,かっこいい船を発見.



カリブ海を旅行するツアー的な船らしい.
見た目はすごく古めかしいけど,中に入ると今風だったりするんだろうか.



最後にいかした車を見て外出はおしまい.



スバル インプレッサ(のはず).
車内をちら見したら,ミサイルでも発射するんじゃないかってくらい,スイッチが追加されていました.
20個くらいスイッチ追加されてたけど,そんなにスイッチの使い道思いつかないなぁ.Back to the future的な機能でもついてたりするのだろうか.





明日は嵐が来るそうで.
風速20~30m/s,環礁の外の波高10mだそうです.
軟弱な私のコテージは,間違いなく停電&断水だな.

問題は停電&断水が何日続くかですな.


やだやだ.

2010/02/08

素敵な年賀状

先日,嬉しい届きものが.

なんだろうと思って封筒を開けてみると,友達の,Kちゃん,Sちゃん姉妹とYちゃんからの年賀状.


Kちゃん,Sちゃん姉妹の年賀状はどっちも可愛らしいデザイン.
というか宛名が凄く適当.
いくら封筒の中に入ってるからって,これはヒドイ.




1人でにやにやしてしまいました.




Yちゃんの年賀状はなんとも驚きの品.

なんでか知らないが,紙に包まれてる.

よく見ると,清志郎さんの個展のフライヤー!
見てたら泣けてきた...




しかし,2月14日までか.
行けないのが残念すぎる.

行けないといえば,Bob DylanとAC/DCの来日ライブもか...
なんで,私が日本にいない時に限ってそうゆうことをするのかと.
Bob Dylanなんてライブハウスでやるっていうのに.
ライブを見るために海外に就職することを考える方が,もう1回来るのを待つよりよっぽど現実的です.

そんなことを考えていたら,落ち込んできました.



気を取り直して,包みを開けて何が入っているのか見てみると...

MJことみうらじゅんと安齋肇(タモリ倶楽部の空耳アワーのソラミミスト)の「勝手に観光協会Vol.2」のCD!!!!

勝手に観光協会はこの2人が,勝手に日本各地を視察して,勝手に観光ポスターやご当地マスコット、ご当地ソングをつくるという素晴らしくも下らない企画.

とんでもなく広い知識を用いて,下らないことを真剣にやったり語ったりするみうらじゅんが私は大好きで,勝手に観光協会もYou Tubeとかで知ってはいました.
けれど,観光ソングは「なまはげ兄弟」とか「ギフト岐阜」とかしかちゃんと聞いたことがなかったので,このCDには感動.

Yちゃんの年賀状ははっきり言って,年賀状の体裁は全くとっていなかったけれど,私のハートをむんずと鷲掴みにするものばかり送ってくれて,嬉しい限り.



3人ともほんとにありがとう!
日本に帰ったらまた飲みましょう.



それにしても海外に来てから,手紙ってこんな嬉しいものだったかと再認識.
電子メールもいいですが,昔堅気な私はマニュアルな手紙がやはり好きです.

2010/02/04

節分


昨日は節分.

Bermudaでもしっかり豆まきしました.

というのも,昔のバイト先のお客様が豆やらお面やら送って下さったので.
感謝,感謝です.


とりあえず,最初はみんなに説明.

鬼が入ってくるから,「鬼は外」といいながら豆をまいて,その後に「福は内」といいながら家の中にまいて,直ちに戸をしめる.

これでいいんだっけ?
我が家はこうだったような...


豆まきというと,あほほど豆を買って,親の敵のように家中に豆をまきまくる剣道部流のものばかり思い浮かんで,正調式豆まきの記憶があやふやになっています.
豆をまかれた時は,掃除したにも関わらず2年後の引っ越し時にも豆が出てきたことが思い出されます.


話は戻って,みんななかなか「鬼は外」,「福は内」の発音がいい.
特にベネズエラ人とブラジル人が上手.
ポルトガル語とかスペイン語と発音が近いんだろうか.


みんな豆まきも豆の味も気に入ってくれて,人生初の寒くない節分は楽しく過ごせました.

「鬼は外」,「福は内」の言葉は,みんな気に入って,今日は挨拶の度に「鬼は外」と言われたり.



この間の友達のバンドが,もう1個PVが出来たよと.

この曲は凄く好きな曲なんだけれど,Bermudaで色んな国の人達と一緒にいると,国籍とか関係なく誰もに福が来てくれるといいなと心から思います.


RAT - 午前0時に世界が変わる

2010/02/01

巡り合わせ

先週末はレポートに追われて,昼も夜もあったもんじゃない生活でした.


今日の午後5時締切なのに,まだ終わっていないわけですが...




そんなこんなで1日メールをチェックしていなかったから,今朝メールソフトを開いた瞬間にどばっと.

あ~,とか思いながらチェックしていると,知らない外国人から1通のメール.



彼はNorth American Benthological Society (NABS)という私が入っている,主に川の水生昆虫とか貝とかを対象にした学会のリストから私を見つけてメールしてくれたそう.

そんなことがあるなんて思ってもみなかったから,びっくりです.


彼はNorth Carolinaで水生昆虫の研究をしていた人で,今は退職しているとか.
それで,奥さんの仕事の関係で大阪に移るかもしれないのだが,私が専門にしていたことについて,日本で詳しい人とか,関連するプロジェクトとか知っている?,といったようなメール.


失礼だけど,どんな人かなと思ってGoogle先生に聞いてみると,なかなか凄い人っぽい.
NABSは水生昆虫などに関しては,世界でも最もレベルの高い学会の1つだけれど,そこでのWorkshopを主催したりしていることから,それなりに名の知れた人なのだろう.
分野がちょっと違うから知らなかったけれど.

せっかくだし,時間を見つけて1本くらいは彼の論文を読んでみようかな.




彼の専門は,水生昆虫を指標にした河川の健全性の診断だとか,河川環境の修復だとかなようで,日本の有名どころだと森下郁子さんとかが近いのかな.

京大の竹門さんも昔,鴨川の清浄度を過去と比較したりしてたっけか.



いかんせんその方面の繋がりがあまりなく残念なのだけれど,せっかくの良い機会だし,出来る限りのツテを頼って色々と聞いてみるとしよう.

彼のためになれば嬉しいのもあるし,そういう人と繋がりができることは研究をする上で凄く大事なことだ.




彼が日本に来ることになって,仲良くなれていたら,舞鶴に招いて河川の健全性だとかの講義をしていただきたいな.

京大フィールド研の目指す森里海連環学にも重要なことだろうし.


一緒に由良川に行って,私がまだ見ぬ大陸河川との違いを聞けたりしたら面白そう.





なんにも始まっていないのに,ワクワクしてきます.



こういうのは一期一会だし,大事にしていきたいですね.





追記

ちらっと調べてみるとざくざく論文が出てきました.
ふる~いのが沢山.

私が生まれる前のも沢山.
1977年とか.

結構面白そうなのが多いので,早く時間が作れるといいのですが...