2009/08/30

週末

金曜日で,ひとまず基礎編は終わり.






最終テストとして,これまでならった海洋物理,化学,生物の知識を生かしながら自分の国の沿岸域についての発表がありました.






発表はうまくいき,学部の頃にはほとんどもらったことのない「優」までいただいたのですが,ちょっとハプニングが.











発表の中で,日本の沿岸域ではクラゲが問題になっているということを話したのですが,




Jelly fish(クラゲ)の綴りが,Jerry fishに.




しかも,審査をしていた教育科のボスの名前がGerry.




音的に同じだから,日本ではボスがすごい問題になってますよ~,ほら定置網にもボスがこんなに入って大変なんですから,ということを言ってしまったわけです笑











みんな大爆笑.



Gerryもすごい良い人だから,



「これからは網に入らないように気をつけるよ」



とか言ってくれて,さらに笑いを誘ってくれました.







そんなこんなで,週末は初めてのオフ.




羽を伸ばしてきました.



土曜日は主都Hamiltonに買い物に.




買い物の間に面白いものを色々と発見しました.








明らかにデッドストック状態だった日本発の人気者達.

















大量に積んであった,ツナ缶.




これはアサリ缶.








釣具屋では日本製品が大量に.










エギまでありました.








日本語読めるんかいな.






買い物の後は,1人ぶらぶら.





めちゃくちゃでかい教会.







すごいかっこいい造りで,中も非常に美しい.







上まで登れるとかいうことだけど,時間と体力がないので次の機会に.






City Hall.









これまたかっこいい.




よくわからんけど,エンブレムもかっこいい.












噴水の銅像が釣りしてるのもいかしてる.













中には無料の美術館があります






ちっちゃい美術館だけど,無料だし美術館好きな私は十分満足.





好きな絵を1つ見つけて,ぼーっと見てるのが私の美術館の過ごし方なんだけど,今回はこの絵が気に入りました.











「老いへの恐怖」っていうすごい暗い題なんだけどね笑








その後は,水族館と動物園と自然史博物館が合体したところへ.



10$とリーズナブル.





水族館はたいして大きくないんだけど,学術的なパネルがたくさんあって(BIOSのデータとかも),あまり日本にはないなぁとか思って感心したり.
















釣り人憧れのBone Fishにも会えて興奮しました.








動物園の方は,Wallace線(Alfred Walleceが提唱したマレーシアらへんの島と島の間にある線で,この線をまたいで動物相ががらりと変わる)を強調した展示がありました.



このドアがWallace線でその向こうは全然違う動物がいるんですよというパネルには,Wallaceの追体験をしているようで1人でワクワクしてしまいました.

















Wallace線の西側にいるBinturongとかいう奴は非常にかわいかったです.





暑いところから来たくせに,「俺は暑いの嫌なんだよね」って感じで木の上でグターっとしてるとことか.














自然史博物館は,あまり時間がなかったのでパパっと見た程度.




舞鶴の後輩が好きそうなのもいくつかありました.


1つ目は深海のウニらしいんだけど,色んなのつけてますな.















また今度じっくり見てきます.












週末最後の今日は,午前中仕事して,午後から釣りに.





今日は短時間にも関わらず,なかなか好調.





以前会った釣り人が,生きた魚の泳がせ釣りででかいのが来るといっていたので,Grunt(イサキ科)のちっちゃいのをガルプっていうワームで釣ることに.






このガルプってのは,匂いも味も最高で,おまけに生分解っていう,ほとんど生餌みたいな最強のワーム.






たまに汁が鞄の中に漏れ出て,大惨事になるというおまけつきですが...




とにかく,このガルプはBermudaにおいても,さすがガルプといった感じでGruntが釣れまくりです.





そんで,釣れたGruntを死なないように針につけて海へ.




あとは待つだけ.




日光浴したりして待ってたら,来ました!!







あげてみると,Greater soapfish (学名はRypticus saponaceus)でした.




こいつは日本にもいるヌノサラシとかキハッソクの仲間で,毒のある粘液が泡立ちます(名前の由来).





人間には害はないとかいうことなので,後で味見してみようと思います.








お次はLittle Tunny (学名はEuthynnus alletteratus).






日本にいるスマの仲間です.




スマはカツオにサバみたいな模様がついた感じの魚で(どちらもサバ科.ついでに言えばマグロもサバ科),水族館にも沢山いるのでほとんどの人が気付かないうちに1度は見ているはず.






こいつは,群れでカタクチイワシを追っているのが見えたので,ジグを投げたらなんなくゲット.



今日の群れは小さかったので,1匹とやりとりしている間に消えてしまいましたが,次回も期待できそう.





刺身で食べましたが,スマの仲間だけあって非常に美味でした.












そんな感じで週末も終わり,明日からは詳しい授業の始まり.





明日から2週間はいきなりモデリングです.







私は数学が得意ではないので若干心配ですが,勉強したいと思っていたので非常に楽しみです.




では.

2009/08/27

お散歩

一昨日,一人でお散歩に出かけました.



こないだ潜った海での釣りがてら.





というか,釣りがてらお散歩したというか.





先日のWhalebone Bayはそんなに近くなくて,海沿いにある昔の線路跡をのんびり歩くと1時間くらいかかります.





海沿いは景色が綺麗だけど時間がかかりすぎるので,別の道を試すことに.







今回の道沿いにはリッチな人が多く,豪勢な家が並びます.



日本だったら,ラブホかと思うような色ですが...



































こんなかっこいい道も私道だったりします.


















また,この道の周りはずーっと石灰岩の壁が続いています.












というか,バミューダはほぼ石灰岩でできています.





なので,鍾乳洞とか地下の洞窟もたくさんあります.









Whalebone Bayにつくとヒザラガイが出迎えてくれます.










バミューダのは日本に比べるとかなりでかい.




日本のは旨いとかいう話なので,今度試してみよう.






剥がすのがかなりめんどくさいですが...







今回の釣果は小さいのが数匹でした.












ただ夕暮れ時にはかなりのライズ(魚が水面でバシャバシャやってるやつ)があって,中にはバラクーダのライズらしきどでかいのもあったので,また挑戦したいです.








今度こそは...









夕暮れはかなり綺麗です.















今回の道だと,Whalebone Bayへは歩きで30分,走ると10分くらいで,海岸線より近いことが今回のお散歩によってわかりました.







運動がてら,夕暮れ見たり,泳いだり,釣りしたりするにはもってこいです.













そういえば,ブログのデザイン少し変えました.





コメントも書き込めるようにしたので,良ければどうぞ.

2009/08/25

授業

今回は授業について.


今は,"Exploring the World Ocean"っていう教科書を使って毎日お勉強です.






地球,海洋の成り立ちから,海洋物理,化学,生物まで多岐にわたる入門的な教科書.





ただ,入門書とは言っても,これまでずっと河川や河口域の勉強をしてきた私には,初めてのことだらけ.





初めて知ること自体はすごく楽しいんだけど,それが英語で説明されるんだからワヤです.




日本語では理解しているものでも,英語の単語を覚えなおしたり.




英語ではこうやって言うんだっていうのが新鮮で,楽しいっちゃ楽しいですが.





あと,みんな議論好きで,授業中に沢山質問やら意見やらが飛び交うのも楽しいです.





昨日は議論のせいで,1枚のスライドに30分もかかってしまいました.






授業が進むスピードは結構はやく,9日で300ページくらいの教科書が説明されます.




授業は1日に4時間(朝9時~11時,午後2時~4時)だけなので,ずっと授業というわけではありませんが,課題が毎日のように出されてなかなか暇な時間はありません.





さっき数えてみたら,2週間ほどで10個も課題をこなしていました.








あとは,教科書に関する授業がない時間に,発表の練習があったり.



発表は,自己紹介だとか,みんなの前でGoogleを使って自分の国や趣味について検索し,それを説明するとかで,結構ためになります.




お互いのこともよく理解できますし.









とにかく,今は基礎知識の習得にはげんでいるという感じです.



まだバミューダに来てから2週間ちょっとですが,授業や課題や発表のおかげで英語を聞いたり,話したり,書いたりすることにだいぶ慣れてきました.






話すことはまだまだ下手ですが,授業が大体は理解できているだけでもひとまずは良しとします.





今の教科書は今月中に終わって,その後はそれぞれの分野についての詳しい授業が,1つあたり2週間連続で行われ,それらは帰国直前までびっしりスケジュールに組み込まれています.





これはかなりしんどそう.




特によくわかっていない物理の分野とか.





日本に帰る頃には,賢くなっていそうだ.





あと,それと並行して個人研究もあります.



今はまだ,どのプロジェクトを選ぶか悩んでいる段階ですが,どれもこれも面白そうで楽しみです.



プロジェクトによっては,水深6,000mのプエルトリコまで航海にでることもあるそうな.



探検みたいで,聞くだけでワクワクしますね.









そういえば,"REEF FISH, Identification, FLORIDA CRIBBEAN BAHAMAS"っていうサンゴ礁の魚の図鑑を買ったので,釣ったり潜って見た魚の種類が大体わかりそうです.









これまた楽しみ.



では.

2009/08/23

サンゴと魚

ハリケーン騒動で,金曜日の波の研究者の授業がなくなったおかげで,その穴埋めの授業が土日とありました.




おかげで,バミューダ来てからまだ一回もオフがありません.


それでも日本にいた7月に比べたらかなり気が楽ですが.




せっかくの日曜日なので,授業の後に以前行ったWhalebone Bayに海水浴に.



バミューダでは,日の出が6時半くらい,日の入りが8時半くらいで,日の入りがめちゃくちゃ遅いので授業の後でも余裕で潜れます.



今回は,カメラのウォータープルーフケースがあるので水中写真撮ってきました.



それでは魚やらサンゴやらの写真です.

穴にみんな入ってます.

なんかおもしろい.












バラクーダの1種.


干物で売ってるカマスのバカでかいやつです.

集団で人を襲うこともあるとか.

こいつは60cmくらいでした.







Blue angelfish.


派手です.

結構でかいし.

以前のBIOS(当時はBBSR)のマークにも使われていました.







パロットフィッシュの1種.


こいつがサンゴを食べるおかげで,その破片が混じってバミューダの砂はピンクっぽいのです.

一緒に写ってるのは,ニザダイの1種ですね.







Sergeant major.

日本にいるオヤビッチャと同属です.

というか,今のところ私には違いがよくわかっていない.











ちっちゃいのの群れ.

多分なんとかイワシとかそんなん.


大量にいました.










BIOSのそばでも見かけたキツネ顔の彼.


ここでは結構でかいのがいて,写真の彼は40cmくらい.









Bluestriped grunt.


イサキ科です.


刺身で旨かったやつです.










Squirrel fishの1種.

キンメダイ科です.

こんなに浅いところ(水深2mくらい)にいるのに,バカみたいに目がでかい意味がさっぱりわからん.


そんなに餌を探したいんかね.








Bermuda bream.


タイ科です.


以前刺身で食べた時はなかなかいけました.
成魚は白っぽいけど,仔稚魚は黒っぽいんかな?
こなへんとか紫外線強そうだし.





イカ.


ぱっと見,アオリイカに雰囲気が似ているような.










イソギンチャクの1種.


綺麗です.


形はスナイソギンチャクとかに似てるかな...





各種サンゴ.